
76.初めてのお店
- 初めてのお店で、注意することは何ですか。
- 基本は、照明と空気です。たまにですが、奥にあるキッチンからの食事の匂いが流れてくるお店がありますが、これは空調が悪いのです。店舗を反対側に開くべきでした。また、照明としては、電球が切れている店、ついていない電灯がある店は、何らかのマイナス点があります。以上は風水的なチェックです。本来は、やはり商品がいいかどうかが、まず一番の注意点です。
77.つぶれそうな店
- つぶれそうな店でも、情が移ってしまって買っています。こういうのは運気が下がるって、本当ですか。
- 優しい人ですね。あなたのお財布が許す範囲内で買うことは、人助けの部類に入るので、逆に運気は上がります。喜捨の精神ですね。ただし、そのような店で気軽な値段のものを買うのはいいですが、同情して月に数万円も買ったりしていては、もしつぶれる運命にあるお店ならば、死に金なり、ためにならない助けなので、逆に運気を落とすこともあります。
78.おみやげ屋さん
- 観光地や行事の中でのおみやげ屋さんって、どうですか。
- 最近のおみやげ屋さんには、工夫があります。タイトル一つでも笑えるものが多くて、いいですね。観光地は、気分が異次元になる別荘のようなものですから、奇抜なアイデアを手にとって笑うのも、健康にいいです。
79.ヤケ買い
- ヤケ食いというのがありますが、ヤケ買いなんて、したらよくないでしょうか。
- モノもきちんと欲しいと思って買って欲しいはずです。ただ、ヤケで買っても決して嫌いなものには手を出さないでしょうから、逆に、普段なら勢いがなくて買えないようなものに手が出ることがあります。ですから、気が高ぶっていると感じたときは、一目見て置いておき、どうしても欲しいと思えば、冷静に引き返して買うことにしましょう。
80.朝市ショッピング
- 早起きの朝市は、風水的にいいですか。
- 風水的に、朝市は最高です。定期的に必ず行きましょう。特にお天気のいい日は、ぜひ出かけて新鮮な食材などを買いましょう。心身の運気アップにつながるいい食べ物です、基本的に買い物は、夜や夕方の成熟した時間帯よりも、朝早い時間帯の方がいいです。スーパーも、できれば午前中に見て欲しいと思います。
81.メモリアル・グッズ
- 忘れていたメモリアル・グッズなどは、風水的にはどうですか。
- なくなるものには、なくなるにふさわしい運があります。また、ひょんなところから出てくるものには、そのときに必要だという運があるわけです。お経の経典も、そのようにして開かれる時期が決められているものがあります。ですから、忘れているものはそのまま無理に見る必要はないのです。
82.無名の詩集
- 道端で、無名の人の詩集を買ってしまいました。ツキが落ちたりしませんか。
- とてもいいことです。無名であるということは、可能性の固まりでもあるわけです。また、あなたは創作に対して褒美を出したわけですから、相手のこれからの人生にどれほど勇気づけられるかわかりません。お寺さんのお布施は喜捨といいますが、これもそのひとつなのです。これからもどんどん無名の詩人・画家・道端のシンガーなどにご褒美を差し上げてください。
83.期待しない買い物
- あまり期待しないでショッピングに行くと、意外にいいものが見つかることがあります。どうしてでしょうか。
- 期待というものは、そのもののイメージを実際よりも高く持つということです。それが等身大であった場合がっかりするのです。それに比べて、もともと期待していない場合には、例えば値段のわりにいいとか、思わぬ掘り出し物を見つけたとか、そんな気になるのです。風水では、中庸をよしとします。つまり、期待はあまりしないほうがよいのです。
84.熱帯魚屋さん
- 水槽やお魚を買うのは、どういうお店がいいですか。
- 店主がお魚に愛情を持っているがどうかにかかっています。また、専門知識がないと、あとで相談に乗ってくれませんから。知識がある事です。熱帯魚屋さんなどのペットショップで、あまりに清潔に整然としているお店は、素人同然の店員さんがいることもあるので、こればかりは店主の人相を見なければわかりません。
85.買い物の意味
- どうして買い物をしなきゃならないのでしょうか。
- それでは、例えば一年間買い物をしないで生活してみましょう。もちろんその前に、食べ物や衣料品や生活雑貨などは買い置きしておくとします。買い物をしないと、現実にあるものの中からか生活用品を使わなければならなくなります。人間というのは、元来心配性ですから、ちびちび使うことになりますね。また、物が腐るのが怖くて、カーテンを閉めたままにしたり、人に分けてやる余裕はないので、家に人を呼ぶこともなくなったりします。こうやっていると、どんどんパワーが落ちてくるのです。買い物は、ある種のエネルギーの循環ですから、買い物をしない人は、確実に社会から放れていくことになります。
86.買い物は何で決める
- 買い物では、どんなことを重視するべきですか。
- 風水的には、好みと品質と値段というすべての要素が揃っているのが、当然いいのです。
87.訪問販売
- 訪問販売の人に押し切られて、つい商品を買ってしますことがあります。断る方法はありますか。
- まずは販売員に扉を開けてはいけません。とにかく気をシャットアウトすることが第一です。話を聞いてしまうと、相手はプロですから、どうしてもあなたの方が押され、相手の邪気が入ってきてしまうのです。もし間違って扉を開けてしまったら、どんな理由をつけても、すぐに話を切り上げることです。
88.お仏壇を買う
- お仏壇を買うには、どんなお店がいいでしょうか。
- こういったものは一生のうち何度も買うものではないですから、冷静になれて判断力のさえる北側の、少しひんやりしたお店で買うのがいいです。特別セールのような、あまり騒がしい環境のときは避けましょう。また、買い替えなどめったにできないものですから、信用のある専門店で買うのがおすすめです。
89.広告に弱い
- バーゲンやセールの広告の品というのを見ると、つい買ってしまいます。広告って、どうして人の心をあおるのでしょうか。
- 古代、皇帝よりも人気が出た宗教家や占い師は、人心を惑わせたとして刑罰を与えられました。そういったたぐいの人は、弁舌巧みであり、誰もがその人の言葉を魔法のように信じてしまうのです。広告の基本はこれです。その商品自体に付加価値をつけて、もう手に入らないとか、これ以上安いものはないなどと人心を惑わせます。広告が普及する前は、叩き売りの人間の口上で、商品の売上は左右されていました。つまり、広告に惑わされるというのは歴史的な現象ですから、まあたまには、お財布の許す範囲で楽しんでもいいでしょう。
90.流行りもの
- 「なめ猫」などの昔の流行りものは、風水ではどう定義づけるのですか。
- 風水の風は流れて行くもの、水はたまるものという意味です。世の中には、流れるものとたまるものがあるのが道理です。また、陰陽の原理では陽は飛び出る気、陰は引く気ですから、例えば人気歌手は、人気が飛び出た陽の段階で陰の実力をつけるか、安定したポジションをとるために陰の地道な努力をしなければ、必ず消えていきます。陰陽のバランスが取れていなければ、流行はそのまま流れていってしまいます。「なめ猫」は、猫に洋服を着せたり不自然なポーズをとらせたりすることに、動物愛護団体がクレームをつけて以来、なしくずしに消えてしましました。誰も止めませんでした。
91.限定商品
- 私は、限定商品に弱いです。何故でしょうか。
- 10個限りの限定商品、一時間だけのタイムサービス、などといううたい文句に、人は群がります。人間というのは、特別だという意識にとても弱いのです。古代では、皇帝だけが特別な限定品を食べたり、身につけたりしていました。つまり、限定のものには付加価値があるのです。たくさん作られている指輪でも彼からのプレゼントとなれば、がぜん価値が出ます。自分だけが持ちたい、自分だけのものにしたいという心は、なかなか押さえきれないものです。転じて、あなた自身も出し惜しみして、限定的にちらちら見せるようにすると意外とモテます。限定効果をお試しください。
92.バーゲン品
- バーゲンセール品を着たり使ったりすると、運が落ちますか。
- バーゲンという赤い文字を見ると、たいていの女性の血がうずくようです。闘牛の牛さながらに、突撃したくなります。血の色に対して興奮するのは、生みの性である女性に多いそうです。バーゲンはつまりは、野性の本能です。本能というものに従っていれば、運気は下がることはありません。
93.新規 対 老舗
- 新しいデパートと古い老舗は、結局どちらがいいのですか。
- それぞれに個別のよさがありますが、理想的には伝統をベースに時代に応じて柔軟に変化していけるお店がいいですね。目的別に割り切って、それぞれ臨機応変に利用するといいでしょう。
94.風水リニューアル
- 売れないお店を風水でリニューアルするとしたら、どうアドバイスしますか。
- 立地条件によりますが、一番いいリニューアルは、雰囲気を180度変えてしますことです。明るい色で失敗しているのならば彩度を落とす、太陽の光が乏しいのならば採光をよくする。こういった大胆なイメージチェンジが、細かい家具の配置よりもずっと必要です。また、店頭のハリ屋根や看板、垂れ幕も、とても大切な呼び込みになりますから、丁寧にチェックします。
95.直感第一
- お店を選ぶ時は、直感が第一だそうですが、本当ですか。
- 本当です。お店というのは、一部を見て評価するものではなく全体を巨視的に見て感じるたぐいの全体像なのです。いいお店というのは、遠くから視野に少し入っただけで人をわくわくさせるような、時、場所、人間の交差点、、つまり、天・地・人の風水的成功要素があるのです。
96.満たされたい
- 心が満たされるようなものにめぐりあいたいのです。それはどこにあるのでしょうか。
- ある程度のものが集まると、今度は心の充足が欲しくなります。つまり、心もきれいなものを欲しがるのです。それにはやはり、知性の要素が必要になります。風水では、知性は五行の火性にあたるとても熱い熱源です。心に火をともすには、やはり本や映画などから情報を得るのがいいですね。ただし、流れる情報は水ですから、使いすぎて火を消さないようにしてください。
97.不景気で売れるもの
- この不況で、家庭用のガスボンベが売れているそうです。結局、歴史は繰り返されて、素朴なものが残るということでしょうか。
- ガスボンベは、風水で最も大切にしている熱源ですから、この熱源が売れるというのは初心に帰るべき時です。歴史の初歩に帰るときだと理解しています。時代が変わろうと、常に人々が買わなければならないものは、五行でいう火性の電熱、水性の水分、木性の自然、土性の大地と住居です。また、買うものではないけれど、買うために必要なのが金性のお金です。それが循環して、物理生活は成り立っているのです。
98.自分に合うもの
- 自分に合うものとは、風水的に言うと何ですか。
- あなたの今に合うもの、時代に合うものという時性、場所に合うもの、体に合うものという場性、そしてあなたを取り巻く対人関係にあうものという人性、すべて天・地・人の要素がそろうものを、合っていると言います。例えば、あなたが金髪に染めたくても、それが似合っていても、環境に合わない場合はダメなのです。
99.無人島に持っていくもの
- 無人島に持っていく風水グッズをあげるとしたら、何ですか。
- 無人島には『無い』ということが一番適しているので、何も持っていかない、と言いたいところですが、やはり方位磁石は持って行きたいですね。誰もいないところでじっくりと、風と水と木と太陽と磁石と私とで、限りなく風水談義をします。
100.あとがきにかえて
- 当然ですが、無人島では買い物ができません。買い物というのは、都会ではこんなに楽しいのに、島ではとても虚しいもの。そんなことから転じて、私達はなぜ買い物をするのかということも含め、風水の立場からいろいろ質問にお答えしてきました。女性の趣味とも言えるお買い物、でもそこには浪費をはじめ、様々な感情、問題が生まれています。はかない靴、着ない洋服、読まない本、使わないグッズ。風水師泣かせの邪気の池を作り続ける物欲の人間達。でも、やっぱり買い物って楽しいんですよね。さあ、明日はどこに買いに行きましょうか・・・。
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